
労働安全衛生規則では高さが一定値を超えた場所における作業の際には作業床を設ける必要がありますが、これは建設現場に従事する作業員の転落をなくす目的があります。
安全帯は、その代わりに着用することが可能です。
安全帯にはハーネス型と胴ベルト型のものがありますが、わが国では主に胴ベルト仕様が現場で採用されてきた経緯があります。
フルハーネス型は国際規格であるISOで定義されますが、日本国内と海外で規定の相違がある現状を解消させる目的で、日本の安全帯の規格と規定の双方が改正されました。
法改正によって建設作業員が一定の高さ以上の場所で作業を行う際に、原則フルハーネス型安全帯の装着が義務化されると同時に、特別教育も受講する必要があります。
東京都と神奈川県と千葉県の労働局長登録教育機関の技術技能講習センターでは、このフルハーネス型安全帯特別教育を随時行っている機関です。
講習会は平日や土日のさまざまな時間帯に割り振られていますので、なっています。
建設現場の打ち合わせや作業進捗で受講日時の調整が困難であった方にも、確実に受講ができるように平日と土日のさまざまな時間帯に開いています。
また、東京都や神奈川県や千葉県の複数の会場にて受講することができますので、日時と場所の選択肢が豊富であります。
講習会は、法改正に至るこれまでの経緯と、保護具の仕様と使用方法について、実技と講義とで実施します。
建設作業を取り巻く情勢は日々変化していて、それに追随するべく関連法の改正も行われています。
技術技能講習センターではこのような改正に伴う講義も開催しています。